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2008年10月01日

◆富士電機のモーター事業を日本電産が買収◆

おはようございます。Tinkです。

ついに10月を迎えました。

今日から松下電器産業もPanasonic株式会社ですね。


あれだけ、松下幸之助色が強い会社で、
大坪現社長もよく踏み切ったなと思います。

これからPanasonicの冷蔵庫とかがヨドバシカメラに置いてある
と考えるとちょっと不思議な感じがしますが(笑)

今後の効果に期待しましょう。


さて、今日も早速はじめていきましょう。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           今 回 用 い る 事 例
────────────────────────■□■



●●2008/10/01, 日本経済新聞 朝刊, 1ページ●●



富士電機のモーター事業、日本電産が買収


日本電産は富士電機ホールディングスから
産業用モーター事業を買収する。

日本電産はハードディスク駆動装置(HDD)用の
小型モーターを主力とする。工作機械向けなど産業用モーターで
業界4位である富士電機の事業を加え、
総合的にモーター事業を展開する。

富士電機は制御機器などに経営資源を集中する。

両社が30日に合意した。買収額は100億円弱とみられる。

日本電産が2009年1月をめどに、富士電機の子会社で、
工作機械や搬送装置に使われるモーターを生産・販売する
富士電機モータ(三重県鈴鹿市)の株式を約6割取得、
連結子会社化する。買収後も経営陣や従業員は引き継ぐ。

富士電機モータは年間売上高200億円強。本社と中国に工場を持つ。


●●記事の要約●●

富士電機のモーター事業(富士電機モータ)を日本電産が買収

→買収額は100億円弱

→富士電機モータは日本電産の子会社に

→日本電産はモーター事業を拡大
 富士電機も制御機器に集中


ということです。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               今 回 の お 題
────────────────────────■□■

ほぼ毎日といってよいほど企業結合に関する記事が出てきますね。

しかし、企業結合といってもたくさんあるので、方法も、

たくさんあるのです。 そこで今日は、


◆◆  日本電産が富士電機モータ買収の流れ  ◆◆



をざっと見ていきたいと思います。


■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          す ぐ に 使 え る 会 計 知 識
────────────────────────■□■


◆◆  日本電産が富士電機モータ買収の流れ  ◆◆



●●主な流れ


●日本電産が富士電機モータ社の発行済み株式の6割を取得

●連結決算で日本電産と富士電機モータ社が一緒になる

●日本電産と富士電機の取引を消す

●連結財務諸表の出来上がり


という流れです。


●日本電産が富士電機モータ社の発行済み株式の6割を取得



今回は、富士電機モータ社の株式を100億で買っただけです。

そのため、日本電機の財務諸表上では、

現金を払って、富士電機モータ社の株を買った

という事実を認識するだけです。

仕訳にすると、

(借)富士電機モータ社 100億円
   (貸)現金        100億円

これで、日本電産は富士電機モータ社の6割の議決権を
握ることになるので、富士電機モータ社は日本電産の
子会社と判定されます。



●連結決算で日本電産と富士電機モータ社が一緒になる



日本電産は富士電機以外にも子会社を持っています。

日本電産グループの会計を見るために、連結決算を行います。

連結決算手続きの中で、富士電機モータ社の財務諸表が、
時価評価された後で、日本電算に全て合算されることになります。

例えば、売上が、日本電産が1,000億円、
富士電機モータ社が200億円だとします。


 

日本電産       1,000億円
富士電機モータ社    200億円
────────────────
             1,200億円

といったん、全て合算されることになります。


●日本電産と富士電機の取引を消す

しかし、1,200億円のうち、日本電産と富士電機モータ社の
お互いの取引があるはずです。それは、日本電産グループの
成果ではないので、消去することになります。

内部取引が100億円だとすると以下のようになります。



日本電産       1,000億円
富士電機モータ社    200億円
内部取引        △100億円
────────────────
             1,100億円

これは売上だけ見ましたが、他にも、
日本電産が持っている富士電機モータ社を消したりしなければ
いけません。


●連結財務諸表の出来上がり

このような流れを経て、連結財務諸表が出来上がります。


 

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
            今 回 の ま と め
────────────────────────■□■

●日本電産は富士電機モータ社の株式6割を取得

→買収額は100億円弱

→富士電機モータは日本電産の子会社に

→日本電産グループ連結決算で合算される

→日本電産はモーター事業を拡大
 富士電機も制御機器に集中



といった流れになっております。

以上で今回分を修了いたします。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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次回もよろしくお願いいたします。

Tink

posted by 日米会計士Tink at 07:59| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「例えば、売上が、日本電産が1,000億円、
富士電機モータ社が100億円だとします。

合計1,200億円。」

1,100億円じゃないですか??
Posted by threemmm at 2008年10月01日 16:18
本当ですね(笑)
ごめんなさい。直しておきます!
コメントありがとうございます☆
Posted by 日米会計士Tink at 2008年10月01日 21:11
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